サーバールームの適切な空調とは
サーバールームの適切な空調とは、非常にシンプルに言えば、【サーバーなどのIT機器が発する総熱量を適切に取り除くこと】です。つまり、発生した熱量分さえ取り除くエアコンなどの空調機能を用意すれば、問題無くシステムは稼働します。「サーバールームの設定温度は何度が良いの?」と質問されるシステム管理者の方は多くいますが、「サーバールーム内の発熱量は、どの程度?」という質問の方が、空調を考える際には非常に重要な意味を持つのです。
発熱量を適切に見定められないと、様々な問題が生じます。温度にばかり注目していると、発熱量以上の冷却能力を使用して出費がかさんだり、あるいは冷却能力の不足による室内温度の上昇につながりかねません。
実際に空調を設計する際には、将来の更新計画や、予算、効率性など、様々な観点を考慮し実用的なシステムを選択しなければなりません。DC ASIAでは、メーカーに縛られず、発熱量や既存設備との兼ね合いなど、お客様のニーズに合わせた柔軟な提案が可能です。ご自由にお問合せ下さい。
空調に関するよくある質問

サーバールームの設定温度は何度が好ましい?
一般的には、18~27度の範囲内でサーバールームを保つことが適切と言われています(ASHRAE TC9.9 2016ガイドラインより)。空調手法にもよりますが、エアコンなどを使用している場合は、設定温度を高めに保つ方が、節電効果が見込めます。
発熱量とは?
熱量は、ワットやジュールなどの単位を用いて計測することができるエネルギーです。人間や機械が発生する熱は発熱量として計測することができ、サーバー機器などの場合は、一般的にJ/hr(1時間当たりのジュールorワット)などで計測します。
発熱量はどのように計測できますか?
サーバーやネットワーク装置などのIT機器の負荷電力、空調機器・電源機器そのものが発する熱量、その他にも、照明機器や、人間1人あたりの平均発熱量などから、サーバールーム内で発生する熱量の計測が可能です。サーバールームの空調を検討する際は、室内をやみくもに冷やすのではなく、「発熱量を取り除く」という考えが非常に重要です。
今までは一定に保てていたのに、室温が上昇するようになった…
季節の移り変わりによる外気温の変化や、IT機器への負荷増、空調機器の経年劣化など、様々な要因が考えられます。その他にも、室内の空気が、適切に室外へ排気されていない(換気機能不足) ことなども考えられます。また、ここ最近では、サーバーの増設やルーム移転の際に「これまでと同じ空調手法では対応できない」と事前相談を頂くことも増えています。お気軽にご相談ください。
空調システムを入れ替えるだけの資金がすぐには用意できません
費用をかけずにできる対策もあります。例えば、ブランクパネルなどの備品を使用して、温かい空気と冷たい空気が混ざり合わないように空気の流れを整えるだけでも、十分な改善が見込めます。まずは手軽にできる対策から始めてはいかがでしょうか。

空調設計/コンサル
サーバーやネットワーク機器の負荷電力、設備機器や換気状況などから、
発熱量を特定し、冷却に必要な空調能力をコンサルティングします。

製品調達/構築
国内のトップシェア製品や、
調達が難しい海外の最新製品など、
お客様にあった空調機器を調達し、
構築いたします。
- インストレーション
- スタートアップ
- コミッショニング

アフターサポート
お客様が長期に渡り、
システムを活用頂く為の導入後の
アフターケア - 定期保守や、技術サポートについてもご相談に乗ります。

某医療機関様
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ソリューション
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電力密度
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約2.2 kW/Rack
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顧客の声
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サーバールーム移設をしていたが、移設先はビルの空調が夜間停止してしまうため、新しい空調が必要だった。クーラー搭載型のラックを使用することで、ビル空調に依存しない冷却が実現できた。
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LinkedIn (オレゴン州)
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ソリューション
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電力密度
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32kW/Rack
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高効率
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PUE 1.06を実現
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※Full Economizer Mode
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導入規模
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550台(現時点)
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冷水温度
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20℃
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CASE STUDIES
導入顧客事例のご紹介

PRODUCTS WE OFFER
市場で認められた各社製品の取り扱い
冷却熱源装置
ホットアイル
コールドアイル
絶縁
各種冷却技術製品
取り扱いメーカー一覧(略称、順不同)
Motivair / CPI (Chatsworth Products) / Schneider Electric / オリオン機械 / 篠原電機 / 日東工業 / 富士電機、他
※その他、日本で調達が難しい海外製品についても御相談下さい。


