Power PRO - データセンターの電力プロフェッショナル
データセンターのインフラ基盤を支える電力を高いレベルで学ぶコース ※PPは、DCPROが提供するデータセンター研修資格の中でも最上位に位置する「スペシャリスト」コースです。 このコースでは、データセンターにとって重要な要素である配電、重要システム、エネルギー効率等から国内外の最新トレンドまで、データセンターのインフラ基盤を支える電力を考える上で鍵となる課題を学びます。
DCSとして認定されるためには、DCP認定が前提条件となります。DCP資格保有者が、こちらのPP(データセンターの電力プロフェッショナル)、およびCP(データセンターの冷却プロフェッショナル)クラスを受講し、合格することでDCS(Data Center Specialist – Design)としての国際認定資格が付与されます。
※この講座は日本データセンター協会(JDCC)の推奨研修科目に登録されています。講座ID : C302
アドバンスクラス
(上級)
7時間 x3日間
受講推奨者
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データセンタオーナー、サイト責任者
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機械/電気技術者、コンサルタント
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HVAC技術者、コンサルタント
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不動産開発事業者
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建築業者
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設備管理責任者
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その他
298,000円
(税込327,800円)
※ このクラスを含む「アドバンスコース」の資料ダウンロードとなります。
SCHEDULE & ENROLLMENT
DAY 1
#1 - 電力、重要負荷、配電の紹介
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電力の重要性
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重要負荷
- スイッチング電源
- 接続電圧 vs SMPS効率
- UPS、CBEMA PQカーブとITICカーブ
- ラック負荷と問題点
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配電 − ビジネスモデルにドライブされる負荷までの配電
- Dual Supply Concept、PDU
- バスバー、バスウェイ、バスダクト
- 電力モニタリング
- OCP、ラックレベル12V
#2 - 電力基礎と電力系統からの供給、冗長構成
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電力の基礎 - 3相交流電力、負荷の接続
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力率、出力インピーダンス
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公共配電システムから給電される電圧の特性
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再生可能エネルギー
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冗長構成、デュアルコード
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配電経路の原則 − 同時保守性
DAY 2
#3 - UPS
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静止型UPS、トポロジー
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トランスレスUPS
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モジュール式UPS
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ハイブリッドロータリー
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DRUPS
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電気的性能
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どのように作用するか
#4 - エネルギー貯蔵:バッテリー、フライホイール、圧縮空気
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鉛蓄電池の選定と容量決定方法
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ストリングの冗長性
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高信頼性のための設計方法
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放電時間とAh容量の関係
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容量と寿命に及ぼす温度の影響
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水素の発生、換気の必要性、空調の必要性
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バッテリーMTBFの計算の限界の理解
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バッテリーケーブルと断路器の容量選定
DAY 3
#5 - 非常用発電機と燃料システム
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発電機の設計ポイント、発電機の定格
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燃料システムの設計ポイント
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並列運転、換気、騒音対策
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起動時間と信頼性
#6 - 信頼性、可用性、MTBF / MTTR
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起動時間と信頼性
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分散型と集中型のMTBFの違い
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商用電源モデル、負荷
#7 - 回路保護:短絡保護と選択遮断
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短絡発生時の電気システム
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障害状態にない重要な負荷の部分への影響
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異なる電源から流れる短絡電流のレベル
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ブレーカとヒューズに関連する選択遮断と切り離し時間の原則
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電力システムの高調波と電力歪
#8 - その他の電力関連トピック:STS、耐雷保護、持続可能性、直流と交流 等
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STS、サージ保護装置(TVSS)、耐雷保護
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400VDC 集中型UPS電源
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可変速度ドライブ(VFD、VSD、ECファン)
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アークフラッシュの問題、太陽光発電
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導体の選定
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データセンター環境内の漏洩電流デバイス
修了試験